会社の掟 (会社員のバイブル)

会社で働く中で、知っておくべき事をつらつらと…。

上司は最も身近なお客様

皆さんこんばんは。tsubuyakioです。

 

さて今夜は、最も身近なお客様についてのお話です。

そうです、それはあなたの上司です。

 

「顧客志向」というような言葉が一般的になり、「お客様のために何ができるか」を問われるようなビジネス環境になってきております。

 

もちろんこれは当然ですよね。

 

会社の売上はお客様が払ってくれたお金から成り立っていて、それ以外のものは基本的にはないからです。

 

会社の売上があがり、利益を確保し、そしてお給料が支払われる。

 

これがビジネスのそして会社員のルールです。

 

お客様がサービスなり商品なりのためにお金を払ってくれているからこそ、会社からお給料がもらえるのです。

 

だから「顧客志向」。これは当然のことですよね。

 

僕もずいぶん長い期間営業をしておりましたので、お客様に商品を紹介し、買っていただき、お金をお支払いいただくことを繰り返してきました。

 

そのために何度も通い詰めたり、色々と手を替え品を替えで提案をしてみたり、あるいは一緒に飲みに行って仲良くなったり、そりゃもういろんなことをしてきました。

 

この「お客様」ですが、当然別の会社に勤めている方で、頻繁に通うことができたとしても、せいぜいお会いするのは週に一二回のことですよね。

 

でも、上司は違います。

 

基本的には会社に行けば毎日顔を合わせ、色々と指示を出してもらったり、相談したり、あるいは報告したり。いろんなことで接点があります。

 

僕はある時はたと気づきました、「そうか上司は最も身近なお客様なんだ」ということに。

 

これは、上司を持ち上げていい気持ちにさせるとか、媚び諂って査定を上げてもらうとか、そういうことではありません。

一番身近にいて、そしてその人が何を考えているのかをきちんと理解し、それに応えていく必要のある人物。それが上司だということに気づいたのです。

 

「社内営業」なんていう言葉はすでに死語なのかもしれませんが、そういう意味合いではなく、上司が何を考えているのかを正しく理解し、適切なアクションをとり、タイムリーにコミュニケーションすることは常に必要ですよね。

 

これって、営業マンがお客様に対して行うことと実はそう大きな違いはないと気づいたということです。

 

毎日顔を合わせている上司の考えていることすら理解できない、あるいはそこに思いを馳せることもできない人は、多くても週に一二度しか顔を合わせないお客様の考えていることを知ることはできません。

 

ということで、「上司は最も身近なお客様」ということになります。

 

あなたは上司の考えていることを理解していますか?

上司が何故その指示を出してきているのか、理解していますか?

上司がどんな報告を持ってくるように希望しているのか、わかっていますか?

 

そこをしっかり掴まなければ、上司は満足してくれません。

自分の上司も満足させられないのであれば、お客様を満足させる事は到底できないと思います。

 

頑張りましょう。