会社の掟 (会社員のバイブル)

会社で働く中で、知っておくべき事をつらつらと…。

アルバイトと正社員の違いに気づけなかったあの頃

会社に入ったばかりの僕は、正直よくわからないまま毎日仕事をしていた。

学生時代にアルバイトをやっていたから、働いてお金をもらうということ自体は一応経験はあったが、きちんとした(?)会社というものの中に身を置くのはやはり初めてのことであり、その頃の受け止め方としてはアルバイトの延長線上に会社員としての仕事があるという程度の認識しか持てていなかったと、今振り返ると認識している。

 

アルバイトと社員では、実は中身は大きく違うわけだが、その違いを待遇面(給料やボーナス、あるいは福利厚生など)での変化としての捉え方しかできておらず、実際に毎日行う「仕事」という側面では、あまり違いはないというような感覚で捉えていたのだと思う。

 

僕の社会人生活としての大きな勘違いは、多分この部分の認識の間違いが大きく影響しているのだと思う。あくまでも今振り返るとそうだったなぁということで、その時にはその認識の間違いなど気づくはずもなく、周囲の先輩方を含めて僕にその認識の間違いを教えてくれるような人はいなかった。

なにしろ僕は一人っ子で、そういった事を教えてくれそうな人は身近なところでは父しかいなかったが、父は自分で会社勤めではなく自営の仕事をしており、多分父自身もその僕が今振り返って感じている勘違いの部分をうまく認識としては持っていなかったのだろうと思う。

 

アルバイトというのは、与えられた役割をきちんとこなすことで給料をもらう。会社員としての仕事も、僕はそれと同じレベルで受け止めていたから、仕事というものは与えられるものだという認識のもとで日々を暮らしていた。

もちろん、その与えられた役割を間違いなく、ある程度のスピードでこなすことが最初は求められているわけだから、それ自体が間違いだというわけではないが、「社員」というものが求められるのは実はそれだけではないということに気づくのに、随分と長い時間をかけてしまったというのが、今振り返っての反省である。

 

もちろん他にもたくさんの認識の間違いがある。

でも、根本的な部分として、ここの認識違いはある面で致命傷だったなぁと振り返っている状況だ。

 

わかんないんだよねぇ、そういうのって。

ほんと、振り返ってみてつくづく感じる部分です。